国際電話は公衆電話で

私が日本に来たのは1985年。日本語はゼロの状態で日本に来ました。
当時、アパートにあった電話は黒いダイヤル式の昭和の電話。
いまは骨董屋さんに行かないとないですよね。
黒いダイヤル式の昭和の電話

その家にあった電話機では国際電話をかけることができなくて
 #やればできたのかもしれませんがとりあえず
 #方法がわかりませんでした。
インドに電話するときは、テレホンカードの使える公衆電話から
電話していました。緑色の公衆電話。

国際電話ができる公衆電話というのが当時、私の行動半径内では
たまプラーザ駅にありました。1台だけ。仕事の終わる時間になると
この公衆電話には外国人の行列ができました。みんな並んででも
国際電話するということは、やはりみんなも自宅の電話から
国際電話はできなかったんでしょうね。

長いときは2時間も3時間も並ぶこともありました。短くても1時間とか。
3000円のカードでも10分から15分ぐらいしか話すことができませんでした。
お金もかかるし時間もかかるし、頻繁にインドに連絡することは
できませんでした。

今ではパソコンと回線を持っていればskypeで無料で動画付で
海外と通話できるなんて当時の私が知ったらさぞ驚くことでしょう。
そのころは携帯電話もなかったですからね。

当時、都心には外国人はたくさんいたのでしょうが、まだまだ郊外だった
たまプラーザ駅周辺には、それほど多くの外国人は住んでいませんでした。
でもってみんな国に電話するために公衆電話に集合するものですから、
公衆電話に並んでいるのはいつものメンバーなわけですよ。

お互いの名前も仕事も出身国も知らないけど、
顔とこの近辺の住人であるらしいということはわかっているという
微妙な距離感の関係でした。

ちなみにテレホンカードってまだ売っているんですかね?
公衆電話があるということはまだ売っているんですね。きっと。
最近は公衆電話も少なくなりましたね。
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コメント
ハリオムさん、はじめまして。
当方インドカレーが大好きな元名古屋人です。これまで愛知県内だけで70件近くのお店に行っており自宅でも作ることがあります。
(お店の味には到底、叶わないことを再確認するために作っているようなものです笑)
少し前にインドカレー好きなら誰もが知るというハリオムさんのHPを見つけました。
今は関東に住んでいるので早くハリオムさんのお店に伺いたいと思っています。

本題ですが、今回コメントさせていただいたのは、「ハリオムさんの日本語力」についてです。
ブログを拝見していて、なんとも引き込まれる文章の流れや教養溢れる言い回し、絶妙な間合い、言葉選びなどその類稀なる文才がいかにして培われたのかがとても気になりました。
私は日本人で読書が趣味ですが、日本語をここまで流暢に"文章"で表現している外国の方を初めて拝見しました。日本人でもなかなか見かけません。
ユーモアや空気感などは、ハリオムさんの持つセンスそのものである部分が大きいのだとも思いますが
日本語を身につけるにあたって利用した教材や、言葉使いで参考にした人物などいらっしゃったのでしょうか?
とにかく読んでいて心地よく、こんなに美しい文章を書く方を初めて見ました。
私は多くの現代日本人と同様、恥ずかしいことに日本人でありながら、日本のことを深く知らずに大人になってしまった典型的な今時の日本人の一人です。
日本語や歴史、文化などを改めて勉強している身です。

差し支えなければお時間が許す際にでもご返信いただけると幸いですが、お忙しければ、構わずスルーしてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
長文、失礼いたしました。
  • ひかり
  • 2022/06/25 5:07 PM
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1985年に日本語はゼロの状態で日本に来た私。 英語は学校で習っていたので日常会話はできました。 でもとても「英語が使える」と言えるレベルではありませんでした。 それにはその頃のインド特有の事情もありました。 誤解を恐れず発言させていただきますと、
  • インド人シェフのブログ
  • 2009/12/16 12:15 AM

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